ファンレターがわりに年賀状を送った話

今更ながらではあるけれど、記憶の新しいうちに記録に残しておこうと思って書いてみる。

時折Twitterのタイムラインで、感想やファンレターは大事であるという話を聞くが、とはいえ送るきっかけがなあ、と思っていた。しかし年賀状であれば理由が簡単につけられる。年末年始の風物詩だし。もともと昔から付き合いのある人に送るために何枚か既に印刷されている年賀はがきを買ってあったけど、枚数出すわけでもないから余るし。理由付けとしては十分である。よし、最近読んでめちゃくちゃ面白かった本の作者や、いっぱい遊んだシステムの作者、去年1年間応援してきた推しさんに怪しい手紙もとい年賀状を送ろうではないか。まあ2020年にも同じノリで年賀状書いて投函した記憶あるんだけどさ。

文具店やコンビニなどで売っている、既に絵が印刷されている年賀状であれば、メッセージを書くスペースはそう多くない。なので最近触れた作品の感想と、寒いから体に気をつけてね、という趣旨のことを簡単にまとめたものと、送り先の住所と自分の住所を書いて、12月25日までにどうにか投函した。編集部などを通して届けられるはずなので、実際には正月明けにしか届かないだろうと思われるが、気持ち的な問題というやつである。

書いてみて、なかなかにこれは恥ずかしいが良い試みだったように思う。どれだけの効果があるかは分からないけれど、とはいえここにあなたのやっていることやものを好きだと思っている人間がいる、ということは伝えられているはずなので。

とまあこんな感じで、便箋に思いを連ねるよりは随分と気軽に送れる。季節のお葉書をファンレターとして送るのは割とハードル低いので、やってみると良いのではないかと思う。年賀状に限らず、暑中見舞いやクリスマス、寒中見舞いなど、チャンスは結構あるような気がする。

「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」見ましたという話 ※ネタバレしかない

「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」見ました。ええ。見ましたとも。
上映開始直後、映画を見るのはちょっとなあ、という状態で、とはいえ見に行かないとなあと思って1週間程度でどうにか整えて、どうにか予定を調整して、見てきました。

見終わって、しばらく呆然としてました。
なんでみんな上映が終わって劇場に明かりが灯ったあとスッて立てるんですか?(上映後、わたしはしばらく動けなくなっていたのですが、みんなさっさと帰っててええええ・・・ってなったんです本当に。とはいえ、皆さんがさっさと帰ってくれたおかげで我に返ったのでそれはそれでよかったのですが。)皆さん、訓練されてるんですか?
何が起こったのかさっぱり分からない、ただなにか恐ろしく濃密な映像のかたまりを全力でぶつけられたというか、胸を刺す衝撃をスクリーンから浴びてしまったというか、だいたいそんな感じ。意味が分からないけど凄いことが起こったことは分かるけど、やっぱり意味が分からない。そんな感じ。手の震えが止まらず、涙が止まらず、心ここにあらず。

これ以上は何を言ってもネタバレにしかならないので、早急に見てきてください。あ、でも見に行くぞと決めた前の日はちゃんと寝て、ご飯食べて、家事や仕事、課題などをなるべく片付けて、見終わったあと何もしなくても大丈夫な状態(たとえば、夕食を先に準備しておく、帰ってきたらすぐにお風呂に入れる状態にしておく、など)を作っておくことを強くおすすめします。正直、しばらく「心ここにあらず」な状態になりました。多分何回見てもそうなる気がします。仕方ないね。
あと、都合があう方は映画館に行ってください。これは映画館で見てこその作品です。
更にお願いすると、TVアニメ版「少女☆歌劇レヴュースタァライト」および「少女☆歌劇レヴュースタァライト 再生産総集編 ロンド・ロンド・ロンド」を見ていくとなおよいです。前者のみでもいいとは思いますが、両方見ておくとより深みが増すかと思います。もし、それでも余裕があるのであれば「少女☆歌劇レヴュースタァライト Re:Live」の公式ページをさらっと見ておく、及び「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-#2」の映像またはコミカライズ(本も映像もどっちもおすすめ! いずれもTVアニメ版を見た後に視聴するのがよいと思います。映像作品の方を見る場合は「Revival」版がおすすめ。舞台がでかくなってて、それを生かした演出になってるので。)を見ておくとおおっとなるかもしれません。とはいえ、この辺りは更に追いかけたくなったときに見てもいいと思います。多分映画を見たあとに追いかけても「あ〜〜〜〜〜〜〜ッ」ってなると思うので。

いろいろと事前情報をお伝えしてしまったのですが、時間が無ければどれも見なくても良いんじゃないかって気がします。映画を見て、気になったらTV版および「再生産総集編」を見れば「あ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ」ってなれると思います。

以下、「劇場版」以前の作品のお話も含め、「レヴュースタァライト」関連作品すべてのネタバレしかないので、見てない方はそっと閉じましょう。

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幸村しゅう「私のカレーを食べてください」

わたしは幼い頃からカレーが好きだ。独り立ちしてからは自分でスパイスを混ぜてカレーを作るようにもなったし、こういう事態になる前はよくカレーを食べに出かけていた。なので、この本を一目見たとき、すぐに手を取って立ち読みしてしまっていた。表紙がとてもおいしそうだったので。

新刊であることに気付いたのは読み終わったあとだった。びっくりした。

www.shogakukan.co.jp

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鹿子裕文「へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々」

プロレスラーの小島聡「1+1は2じゃないぞ。オレたちは1+1で200だ!10倍だぞ10倍」と言ったそうだけど、それをやってのけてしまった人たちの愉快なお話がつまったエッセイを読んだ。

honto.jp

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小川糸「とわの庭」

緊急事態宣言、どうせ家から出られない。ならば、本を読むしかねえ。よみたいなと思って勢いで買ったはいいが読めていない本が多すぎる。今こそ減らすときだ。
ようやっと積まれてしまった本を減らすのだから、読んだ本は記録に残しておいた方が良いだろうと思い書きはじめている。

ハードカバーの本でまあまあ時間が掛かるだろうか、と思っていたがするっと読めてしまった。以下、読んだ感想をつらつらと書いていく。

www.shinchosha.co.jp

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ウイスキーにフルーツを漬けると美味しいという話

表題でおおよそ語り尽くしている気がするけれど、ウイスキーにフルーツを漬け込んで飲むととても美味しい。

手元にもらったはいいが食べきれなかったリンゴが残っていたので、試しに作ってみたらこれが本当に美味しくてたまらなかった。

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